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ライカⅢfセルフタイマー付きのレストア(1) [カメラ修理]

これまで、FED、Nicca、ヤシカとバルナックタイプのシャッター幕交換の経験を積んできたのには、ある目的がありました。シャッター幕が行方不明になって不動になり、お店のディスプレイに使われていたというライカⅢfセルフタイマー付きを、数年前に手に入れていたからです。ファインダーは結構クリアで、二重像もやや薄いものの十分視認できるレベルで、表面の油分+ほこりの被膜を丁寧に清掃してみたところ、あたりはなく、スレも少ない、かなり程度が良いものであることがわかりました。このカメラのレストアをするために必要な経験値を獲得するべく、これまで修業を積んできたのです(少々肩に力の入った説明で恐縮です(*^^*))。
おりしも平成から令和に代わって長い連休になりました。この機会に取りかからないと、次はいつになるかわからない、と自分を奮い立たせ、ライカⅢfセルフタイマー付きのレストアにチャレンジしました。まず必要なのは、十分な情報です。さいわいライカⅢfの分解レストアの情報は結構ネット上に見つけることができます。とは言っても実際の過程では何らかの困難はつきものですので、十分に時間をかけて丁寧に記録をとりながら進行しました。備忘録もかねて逐次的に記述します。
1.ボディシェルをはずす。
この過程で、硬化したグルタペッカはパリパリの小片になってしまい、ジグソーパズルのレベル以下に細片化してしまいました。(/□\*)。
4本のネジを外し、マウントを外します。スペーサーはありません。
DSCN5162_R.JPG
DSCN5163_R.JPG
セルフタイマーはチャージの状態をキープして分解します。ねじ3本とカムがあります。分解の際は特に問題ありませんが、組み立ての際にチャージした状態が必要です。
DSCN5164_R.JPG
DSCN5168_R.JPG
軍艦部のねじ5本を外します。
マウント金具下の埋め込みの黒いビスを外します。このビスは、メインドラム側と下側の遮光版を固定しています。
ボディシェル前面のネジ2本を外すと、ボディシェルを分離できます。

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