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ライカ DⅡをレストアする [カメラ修理]

Yオクでライカ DⅡをゲットしました。ジャンクでないカメラは、ほぼ買わないので、当然ジャンクです。症状はというと、巻き上げノブがグラグラしていてシャッターを切れない状態とのことでした。部品の欠損はなさそうです。9K円ほど。
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とどいたカメラを見てみると、DⅡなのに1/1000のシャッターがあります。メーカーで改造されたモノと思われます。ファインダーは年代の割にはきれいで、二重像も十分視認できました。
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分解では、シャッターダイアルの取り外しに苦労しました。イモネジが割れていたので、手持ちのジャンクから発生したネジで置き換えました。
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フィルム圧板は擦れて真鍮の地肌が露出しており、通されたフィルムの多さを物語っていました。かなりヘビーに使われた個体のようです。
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構造は、FED-1ときわめてよく似ており、というか瓜二つで、部品の精度はさておき、FED-1そのものでした。当方がお目にかかった順番からこのような感想になるわけですが、当然ライカのほうが偉いです(*^^*)。
シャッター幕とリボンは比較的最近交換されたようで、(といっても数十年も前ではないという程度)まだ使用可能でした。このシャッター幕は、きちんと巻き上げたときに、ぎりぎりでかかり止めレバーが係止されるセッティングなので、巻き戻しノブが少しバックラッシュしただけでも、シャッター後幕が係止されずに走行してしまう状態でした。
巻き上げノブがぐらついてシャッターかかり止めレバーを固定できないため、シャッター不良となり、ジャンクとして当方の手元に流れ着いたということのようです。
巻き上げレバーのぐらつきは、締め付けを強くしたり、分解して清掃したりしても改善せず、ひょっとすると、ワッシャーの欠品なのかもしれません。巻き上げノブの逆転を止めるために、何らかの方法で摩擦係数を上げてやる必要があります。リボンと幕の位置を変更することは、以前に手入れされたプロの仕事に敬意を表すため回避します(単に面倒なだけですが、(*^^*)。
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ここで、20cm屈折の鏡筒回転部に使おうと思って手に入れていた、テフロンテープの存在を思い出しました。テフロンテープなら、摩擦にも強いはずなので、何百本ものフィルムを通さないのなら十分な耐久性があるのではないかと考えました。耐久性が不十分ならば、手間を惜しまず張り替えればよいことです。このへんは、プロの仕事とは違う気楽さです。
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写真のようにいい加減な貼り方ですが、テフロンテープは、十分なフリクションを発生し、2-300回の巻き上げでも、少しも傷んでおらず、十分な強度があることがわかりました。試し貼りのつもりでしたが調子が良いのでそのままです。
テフロンテープライカの巻き上げノブはスムーズで、FED-1のゴリゴリした感触とは別物です。さすがに出自が違います。


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Windows 10 update で苦戦する [パソコン]

しばらく前から、使用中のWindowsはそろそろサポート期限が切れるので更新してくださいとWindows 10(1803)に updateの通知が来るのですが、何度トライしてみても、「システムで予約済みのパーティションを更新できませんでした。」のメッセージが出て更新できませんでした。「このPCでは更新ができません」とのメッセージも出てしまいます。マイクロソフトのサポートページの記述では何を言っているのか当方には理解できません(/□\*)。
SSDには十分な空きがあるのにどうしてできないのか、とgoogleってみたところ MBR用に指定された領域が狭すぎて更新できないことがあるとの記事を見つけました。マイクロソフトでのサポートはされておらず、各自パーティションの拡張で対応しなければならないようです。
そこでMiniTool Partition Wizardというフリーソフトをダウンロードして「システムで予約済み」のパーティションを1Gほどに拡張してみました。どれだけ拡張すればいいのかわからないので、とりあえず切りのいいところにしてみました。
結果、無事に1903にupdateできました└(^へ^)┘。

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