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ペンタクス67をレストアする(3) [カメラ修理]

チェーンが切れてしまった、ペンタックス67。気を取り直して修理に取り組みます。マウントとフロントの飾りパネルを外して、破断したチェーンを確認。
DSCN5907_R.JPG
鎖が切れて見当たらなくなっています。
DSCN5912_R.JPG
DSCN5913_R.JPG
マウントの下にはワッシャーが入っているので、復旧できるように記録しておきます。チェーンは、3つに断裂していたので、再使用はあきらめました。手芸店で似たような鎖を手に入れてレストアされている先人もいらっしゃいましたが、当方にとって手芸店は地理的な距離も心理的な距離もはるかかなたです。
そこで思いついたのが、手元に残っていた釣り糸です。新素材で伸びがなく、かなりの重量に耐えるので十分チェーンの代替になると考えました。
DSCN5923_R.JPG
太さは6号です。もう少し細い糸でも十分だと思いますが、手元にあるのがこれだったのでとりあえず現物合わせします。もともとのチェーンの長さは、バネから折り返しまでが50mm、ファインダーの可動部を受け止めるプラスッチクチップからレンズの絞り伝達レバーを受け止めるリングまでが96mmでした。ファインダーに絞り値を伝達するデバイスの位置決めにかかわってくるので、この96mmという長さは重要です。
チェーンをプーリーにかけて組み立ててみると、良好に動作しました
DSCN5925_R.JPG
仮組み立てのつもりで糸の結び目が汚いですが、動作に支障はないようなので、このままいくことにしました。30Kgの力に耐えると表示してありますから、強度に不安はないと思います。6号の釣り糸なら5Kgくらいの魚でも釣り上げられるはずなので(残念ながら釣り上げたことはない)オバースペックかもしれません。
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