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Synscan EQ-5用アップグレードキット [SE赤道儀]

趣味人さんから、注文していたEQ-5用のアップグレードキットが届きました。
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外箱は、EQ-5、EQ-3兼用のようです。
念のため、モーターと減速ギアの検証をしてみました。
HEQ-5用、EQ-5ともモーターの外観はまったく同じものです。
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赤径モーターのギア比は、HEQ-5用が、モーター軸から9:28:48で赤径軸です。
減速比は3/16です。ウォームホイルの減速比は1:135ですから、トータルの減速比は、1:720となります。
EQ-5用は、モーター軸から12:48/36:45で赤径軸でした。減速比は、1/5です。EQ-5のウォームホイルの減速比は、1:144です。こちらもトータルの減速比は、1:720と計算されます。このことから、Synscanは、どの機種用もコントローラー、基板、モーターは同じもので(EQ-6はモーターが異なる可能性あり)、取り付け金具とギア比を機種別に調整したものだと考えられます。そうしてみると、駆動系のバックアップをリーズナブルに入手できるので、このシリーズは、基板の故障があった時にも自己修理が可能で、安心して使用できると思います。

スカイエクスプローラー(SE)赤道儀の基板を交換する [SE赤道儀]

当方の主力機、NJP赤道儀の駆動系は、スカイエクスプローラー赤道儀のSynscanです。K-Astecさんが、Synscanの基板を使用し、モーターとギアを変更してくれた製品です。その結果、内臓のないSE赤道儀の残骸が手元に残りました。。
外付けケースに入れてくれたNJP用の駆動基板を接続すれば、もとのSE赤道儀として使用できるように、K-Astecさんが、モーターの接続端子を設置してくれていましたが、取り外し取り付けが面倒なので(すみません、なまけものです(^^;ゞ)ずっと残骸のままでした。
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ヨーロッパの望遠鏡販売サイトを見ると、HEQ-5赤道儀用のGoTO upgrade kitが販売されています。ネットで調べてみると、HEQ-5赤道儀は、GoTo機能のないスカイエクスプローラー赤道儀のダウングレード判であるようです。そこで、NJP赤道儀駆動系の補修部品として、HEQ-5赤道儀用のGoTo upgrade kitを円高のころ購入してありました。300ユーロ+送料45ユーロでした。
現在、国内でも3万円台後半で、EQ-3、EQ-5赤道儀用のアップグレードキットが販売されています。EUで300ユーロなので、とてもリーズナブルな国内価格です。コントローラーと基板は同じもので、モーターと赤道儀間の取り付けギアで、仕様を変更しているものと思われます。バックアップ用の部品ならこちらでよいので、EQ-5用のキットを注文する一方で、内臓をぬかれた残骸になっている、SE赤道儀に保存していたHEQ-5用の基板とモーターを装着して、独立した赤道儀として復活させることにしました。
キットの内容はこのようになっています。
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取り付けマニュアルは英語ですが、外すネジ、保存するネジの指示がある程度なので、読むのはさほど問題ありません。
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SE赤道儀のサイドカバーとフロントカバーを外します。
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次に、赤径、赤緯のモーターを外します。
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コントロールパネル部分を装着し、極軸望遠鏡の照明ユニットを取り付けます。
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赤道儀本体内に基板を取り付け、モーター、コントロールパネル、照明のプラグをソケットに差し込み作業終了です。
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慎重に作業して、2時間くらいの行程でした。

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