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Meade 5 element PL 26mmのカビ取りをする [接眼鏡 アイピース]

CATさんの正月10%オフでタカハシHior3mmを注文するついでに、送料がもったいないので、やはりカビありのMeade 5 element PL 26mmも注文しました。別に、カビあり品が好きなわけではなく、カビあり品の値段が好きなだけです(*^^*)。
このレンズは、ご覧のように巨大なレンズで、のぞいてみると、内部のレンズ周辺に菌枝状のカビがありました。あまり見え味には関係なさそうでしたが、HiOr3mmの分解に道具を出してきたところなので、ついでに分解することにしました。
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どこにもカニ目リングが見えないのでちょっと戸惑いましたが、バレル先端を強く回すと分解できました。バレルのねじで、3群5枚の内部レンズすべてを、スペーサーとともに固定してある構造でした。向きを間違えないように取り出して、チェック。カビは対物レンズ側第1レンズと中間のレンズにあり、カビキラーと消毒用エタノールで除去できました。
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タカハシHiOr3mmと比べると、部品点数も少なく、おおざっぱな感じです。

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Zeiss Binoctem 7×50ジャンク品をレストアする [双眼鏡]

光軸修正プラットフォームの使い勝手が良いので、調子に乗って、引き続き Binoctem 7×50ジャンク品もゲットしました(5k+送料3kドイツから)。接眼レンズのコートが剥げているのと、光軸がずれている、プリズムが白く濁りクリアでない、プリズムに少々カビがあるのが難点でしたが、品質の高い1960年代初頭の製品です。像の倒れはなく、光軸はエキセンリングの調整だけでOKでしたが、プリズムの白濁とカビが気になって分解清掃することにしました。対物レンズ筒が外筒とレンズセルの二重構造で(初めて見ました)、衝撃が光学系に伝わりにくくなっており、各プリズムにもプリズムカバーがついている、丁寧なしっかりした作りでした。
プリズムは、ひとつずつ取り外し、清掃してはもとに戻して組み立て、像を確認しながら作業を進めました。プリズムレベルでのずれが大きいと、エキセンリングでは光軸を調節できなくなってしまうからです。内面のつや消しも入念で、構造、仕上げとも練習台として分解清掃したビクセン7×50ジャンク品(300円)とは大きな違いがありました。
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プリズムを清掃し、光軸を合わせてみるとすっきりとした、鮮やかな見え味になりました。星像も鋭いです。以前、清水の舞台から飛び降りる思いで購入したDialyt 7×42と合わせて、zeiss 双眼鏡を分不相応に3台も所有する、どこぞのお大尽のようになりました(*^^*)。
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タカハシHiOr3mmのカビ取りをする [接眼鏡 アイピース]

60mmED F5屈折用に、焦点距離の短いアイピースがほしくなりました。付属品のバーローレンズは、長大でバランスが悪いので却下。
CATさんで、カビありタカハシHiOr3mmを見つけました。年始特売で10%オフということで注文しました。
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かなりカビでくもっています。
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暗視野照明装置を付けられる、ガイドアイピースのようです。カビは、先端のスマイスレンズ系にあるようです。
ということで分解開始。まず、先端からレンズを1枚外すと、2枚合わせの凹レンズでした。このレンズにはカビはなく、この内側のレンズにあるようです。そこで、接眼部を外し、レチクル板を外します。
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すると、スマイスレンズ後群を拭くことができました。結構カビがひどかったので、カビキラーと消毒用エタノールを使用し、きれいになりました。レチクル板は不要なので、除去。さらに接眼側のレンズも分解清掃します。DSCN5018_R.JPG
視野レンズは、3枚合わせアッベ式でした。
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かなり透明度が回復しています。
小さなレンズばかりで気は使いますが、カメラレンズ分解清掃の経験があれば、何とかなる作業でした。

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