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OnStepコントローラーを作る [スカイメモST Arduino]

OnStepというArduinoのスケッチがあることを知りました。リュウさんが、紹介され、使用法も公開してくれたおかげで、当方でもなんとか導入できるのではないかと考え、トライしてみることにしました。スカイメモSTのコントローラをOnstepに置き換える挑戦です。もちろん、能力の高い人には何でもないことでも、当方レベルのスキルではつまづく部分も多いだろうと覚悟しての挑戦です。
まず、Arduino mega 2560の互換品を購入し、Onstepのスケッチをコンパイルし書き込めるかどうかを、検証します。
早速、ここで、つまづきました。おなじみのnot declared のダメだし。どうしてなのか原因がわからず、試行錯誤した結果、Arduino IDEのヴァージョンが古いのが原因と判明しました。以前にMMD クオーツを修理した時のIDEを使用したので、コンパイルができなかったようです。最新ヴァージョンのIDEを使うと、あっさりとコンパイル、書き込みができました。
教訓1:Arduino IDEは、最新のものを使うべし。
ライブラリなども増えているので、特別の理由がない限り最新のヴァージョンを利用しましょう。
さて、娘のおさがりのNexus 7にOnStep アプリをインストールし、Arduinoの準備ができたので、DRV8825ステッピングモータードライバー、コネクタ、コンデンサ類を購入し、まずはブレッドボード上で動作を検証することにしました。
ところが、モーターが回らないんですね。モーター周りの配線など何度確認しても回らず。
そこで、初心に帰って、DRV8825の使用説明書(メーカーは違うが日本語だったので、ストロベリーリナックスさんのもの)を読んでみると、reset、sleep端子をhigh レベルにしないとモーターに電流が流れません(静止トルクが発生しません)と書いてありました。そこで、両方の端子に5Vを与えてみると、うれしいことにモーターが回りました(/^▽^)/。
DSCN3940_R.JPG
工作の過程で、一番うれしい瞬間です。しかし、Vref調整を怠っていたため、2個のDRV8825が討ち死にしました。面倒くさくて読み飛ばしていた(理解できていなかった)DRV8825のVref調整は必須です。そのために、まずはオームの法則の復習です。E=RIを何とか理解したぬきちさんのブログを参考にしてVrefを調整しました。
教訓2:部品の取扱説明書はきちんと読むべきである
教訓3:オームの法則を理解し、通電の前に必ずDRV8825のVref調整をすべきである
さて、電源にしている、DCワークの電流が大きすぎるのか、モーターを回してみると、モーターがかなり熱くなります。また4Aのヒューズもしばしば切れます。電流量を制限する必要があると考えて、抵抗を入れることにしました。当方のDCワークは、一度劣化したバッテリーを交換しているので、12V8.4Aのバッテリーが入っています。1.5A程度の電流があれば十分と考えて、5オームの抵抗を入れることにしました。手持ちの抵抗で最小のものは10オームなので、オームの法則から(学習が役に立っています(*^.^*))、10オームの抵抗を2つ並列に入れて、5オームの抵抗にしました。これで、モーターの過熱はなくなり、ヒューズも切れなくなりました。
ブレッドボードの回路を基板に移す時に、ブレッドボード型基板というのを使用しました。配線が楽で、間違いも起こしにくいので、当方レベルの初歩の工作者にはありがたいものでした。また、LEDも抵抗入りのものを購入しましたが、やはり工作の手間を減らせるので便利です。
DSCN3942_R.JPG
DSCN3943_R.JPG
OnStepのconfig.hは、ピンの接続を理解するためにも、赤道儀の設定をするためにも、通読する必要があります。
教訓4:面倒がらずにconfig.hはきちんと読む
なんとかケースに基板を収めることができましたが、不要な穴がいくつか開いてしまったのは、いつものことでご愛敬です。
スカイメモSTにこのコントローラをつないで、恒星時駆動することは確認できました。まず、オリジナルスカイメモSTの機能は確保できました。
赤緯モーターを取り付け、自動導入の検証をするために工作は続きます。

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